独身者ならではの身軽さを活かして、不要なモノを手放し、質の高いものを選ぶコツ(我流)を解説する。
まず最初に結論をいう。
「結論:自分の肉体を整えること」が本当に必要なモノと向き合う方法 である。
突然肉体の話が出てくるわ、それがどう本当に必要なものと向き合うことにつながるかを
以下で説明しよう。
結論:自分の肉体を整えること
まず大まかな流れはこれである。この図を見てほしい。
ここでいう「整える」とは、以下の状態を保てているということ。
①毎日三食(健康的な食事)
②週に2回以上の筋トレ・運動
③毎日睡眠時間7時間以上確保
④そのほか自分の体調・状態に必要なもの
つまり規則正しく生活するということ。
これを意識して生活すると何が起きるのか?
自分の体のダメな部分がわかってくる。
つらい運動がある、肌が荒れている、腰が痛い、腹筋がない
など、運動筋トレは自分の体のメンテナンスもかねている。
ここからは私の実体験も含めながら解説していく。
①体のダメな部分がわかる
私はコロナ禍の時、ある日突然睾丸の皮に巨大なニキビができて激痛が走った。
性病だと思い、心当たりはないが慌てて泌尿器科に行き、単なるニキビであることがわかった。
一安心したのもつかの間、今度は「前立腺がうっ血」した。
下腹部から左太ももに欠けて痛みがあり、夜も眠れないほどだった。
性病だと思い、また泌尿器科に行った。
検査の結果、性病ではないことが判明し、「じゃあなんだろうね」と医者も首をかしげる。
薬も効かず、最終的にたどり着いたのが「鍼治療」だった。
股間に針をさせる医者は日本にはほぼいないらしく、唯一といってもいい医者が京都にいる。
その医者が毎週土曜の午前中だけ名古屋に来る、というので毎週通い、無事に治した。
原因は在宅が増えたことにより体を動かさなくなり下半身の血流が滞ったこと。
要するに、会社の椅子は結構いい椅子だった&移動時間は運動だったということだ。
さらに出勤しなくなるため日光を浴びなくなることも原因の一つだった。
ここから①毎日30分間のウォーキング②健康に気を遣うことを意識し始めた。
②治そうとする→方法を探る→試行錯誤を繰り返す→効果が出る
私は病気(前立腺うっ血)を直そうとした。鍼治療は効果が出てきて、痛みが和らいできた。
その鍼医者に言われ、ウォーキングを始めた。
方法を探る:ウォーキングの方法
今まで引きこもっていたのを変更し、毎朝近所の公園まで散歩(往復約1㎞)を始めた。
ウォーキングを始めて自分が姿勢が悪く、偏平足でO脚に気づいた。
歩き方について調べはじめ、安いシューズからナイキのちゃんとしたシューズに履き替え研究を始める
方法を探る:筋トレの方法
外を歩いている最中、自分の全身がたまたまお店のガラスに映りこんだ。
猫背で顎が突出し弱弱しく歩く姿、髪もぼさぼさで見るからに疲れた男がそこにいた。
「なんという貧弱な体をしているのか…」早速家で筋トレを始めた。
腹筋・背筋をメインとして腕・肩・胸・下半身すべての筋トレを調べ毎日3時間程度徹底的に鍛え、研究を始めた。
方法を探る:発声練習
在宅で人とほぼ話さないから声優がやっている発声練習にも手を出した。
見た目が変わり姿勢がよくなった。よくとおる声に変わってきた。
と同時に、姿勢が悪く、顎がずれていることにも気づいた。体のおかしな部分に気づくようになった。
方法を探る:服装について
コロナ禍が落ち着き、久しぶりに出社することになったのでスーツを着た。
以前よりもスーツがきつかった、しかし背筋が伸び、顎を引いて立つことができていたため
前よりしっかり着ることができていると感じた。
「いろんな柄の服買うより、体鍛えたほうが手っ取り早くかっこよくなれる」と思うようになった。
ここから服に対してこだわるようになる。「服を着るならこんな風に」という本を買い、
いたってシンプルな服でオシャレになれることを知った。
専門家にファッション・コーディネートをしてもらい(有料)
そのアイデアを軸に他の服や自分らしい組み合わせを考えた。
方法を探る:肌ケアについて
筋トレでプロテインを飲むようになり、食生活を気にするようになった。
するとだんだんニキビが減ってきた。荒地が少しだけ整地されることで、
自分の肌はずいぶんニキビ跡が多いことに気づいた。
中学生の時、ストレス解消でニキビをブシュブシュとつぶしていたのだがこれが跡になっていた。
これを治すため、調べた。
まずは固くなった毛穴を柔らかくし肌への刺激を減らすことが優先とあったため
化粧水と乳液を買い、毎日ケアを始めた。肌にあう化粧水を探し求め、
本も買って洗顔の仕方をゴシゴシ洗顔から泡洗顔に変え、風呂上りは化粧水と乳液
朝も洗顔は忘れない。
③最良の方法が見つかる→繰り返す→更新していく→習慣になる
ここまでくると習慣化され、洗練されてくる。
やらないほうが違和感があり、落ち着かなくなる。
毎日メニューをこなすようになり、これが一日のルーティンとなっていく。
時間は有限。この習慣に時間を割き、自分の健康につながらないものから優先順位が下がってくる。
ウォーキング
出勤方法を自転車から徒歩に変更することで新たに時間を確保することを防いだ。
筋トレ
3時間→1時間で種目を絞り、目標を立て短時間集中、週二回が一番いいペースと知った(筋肉痛的にも)
発声練習
不要、ウォーキングによる歩き方の改善・筋トレによる姿勢の改善でほぼカバーできることが分かった。
プロではないから、そこまでリソースを割く必要もないと感じたためやめた。
服装
白黒の服を買い、自分にあうサイズ感や服の形を研究して、色に手を出すのはそのあとと判断した。
この判断は5年前だが、結局今も白黒がメインである。
肌ケア
現在も継続中。はっきり言って20代の自分よりも肌は明らかにキレイになった。
20代の時は35歳でしょ?とか言われていたが、現在は逆で20代前半に見られたり
同期と一緒にいても自分だけ年下にみられることもある。ありがたや。
食事
筋トレ・肌ケアから注目するようになった。
食事は土井義春先生の本「一汁一菜という提案」を取り入れ
自炊するようになった。いままでも自炊はやっていたが、得体のしれない食い物を量産して
自分でも何を食べているのかよくわからなかった。
一汁一菜という料理の枠を得ることで、何を作るかが明確になり、
手順もはっきり組み立てられるようになった。
そして自然と脂っこいものは食べなくなり、お菓子も食べなくなった。
酒も飲みたいを思わなくなり、
今まで味の濃いものばかり食べていたが、
何もしない白米があんなに甘いくておいしいとは思わなかった。
④習慣化されると次の問題は「いつやるか」になる
自分のスケジュールにこれを組み込むと、今までの自堕落な生活では実行不可能なことに気づく。
そこで今まで昼に起き、午後からYouTubeをだらだらとみて気づいたら20時といった生活を改め
早起きして時間を作り、一日を有効に使い始めるのだ。
つまり、最良の方法を見つけると、それをメインに自分の生活を組み立て始める。
それがいい結果をもたらすといままでの試行錯誤で知っているから、他の物よりも優先順位が高い。
必然的に不要なもの、やらないことが出てくる。
ここで自分にとって本当に必要なモノに気づき始める。
大切なことは「自分で作り上げる」ということ
つまるところ、「本当に必要なモノ」というのは本人にしかわからないものである。
私の場合は病気を経験したため、「健康になるには?」がスタート地点だった。
健康から服・食事・筋トレ・発声練習などに派生し、スケジュール管理・メンタルチェックなど
直接関係がないところまで考えが繋がっていく様子は気持ちがよかった。
こうやって自分の生活というものを時間をかけて形作ってきたのだ。
自分で積み上げてきたモノのみが、自分を守る砦となる。
目的をもって行動してほしい。
みんなも「アンテナを張って、情報収集して」
と会社の朝礼で支店長に言われたことがあるかもしれない。
アンテナ張っているだけでは、流れてくるおすすめ動画を流し見しているのと同じで意味がない。
目的を持ち、目的の達成に必要なことが何かを認識する。
その上でアンテナを張り、必要な情報を収集をするのだ。
でもその目的が間違っていたら?必要なことの判断を間違っていたら?
全然違うことに時間を使うことになるじゃないか!と思うかもしれない。
それでいいんだ。むしろそれが必要といってもいい。
全然違う方法に全力で突っ走れ!間違えたなら、そこから正しいと思う方向に進め。
その経験があなたのモノを見る目、判断する目を養うことになる。
そして修正の方法も学べる。同じように悩んでいる人にアドバイスができる。
願ったりかなったりだ。
時間の無駄と考えるな。すべては経験であり、あなたが持つ価値である。
試行錯誤し最良と判断した後も、この方法でいいのか・いつやるか・どうやるかを考え続ける。
時間はかかるかもしれない、だがとても重要な工程だ。この過程が無駄をそぎ落とすのだ。
自分に必要なモノが何か明確になるとそれが自分の指針となり、自信につながる。
自信や指針が生れるから、それに合わない他のモノを無駄・無益と判断し切り捨てることができる。
質(指針・自信)を追求するためには圧倒的な量の試行が必要なのだ。
だからこそ、その努力は洗練された一つの文化としてあなたの中で実を結ぶ。
これが自分の芯となり、進むための方位磁針となる。
どうかみんなも、自分と向き合い、確かめてみてほしい。
私はあえて提案するが、健康から始めるのは最良のスタートだと考えている。
ただほかにも方法があれば教えてほしい。
私はこのやり方を通して、今まで必要なものとそうでないモノを見極めてきた。
こだわりを持つとはいえ、視野を広く保つことも忘れてはいけない。
最後に私の指針を紹介しよう
「健全な精神は健全な肉体に宿る」
これは古代ローマの詩人デキムス・ユウェナリスの言葉である。
彼の著作「風刺詩集」にある。
本来は「健康な体にある健康な心」と訳され
大欲を抱かず、健康な体に健全が精神が宿るように望むべきだという意味らしい
漫画「鋼の錬金術師」でも師匠からのセリフとして出てくる。
当時とは意味合いが異なるようだが、そんなことはどうでもよい。
本当にこの言葉の通りだと思う。
だから最初に健康から入るのはとてもいいことだ。
発言者は不明だが、こんな言葉もある。
「20代までの美しさは親からもらったもの、30代からの美しさはその人自身の美しさ」
ぜひ自分自身で自分の健康を勝ち取り、これを軸に、無駄を省き、シンプルな暮らしを極め、
本当に必要なものに気づき、見つめなおすことで、あなたの充実した人生を作り上げていってほしい。
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