迎賓館赤坂離宮は東京都港区元赤坂にある建物だ。
国賓公賓や国の公式として外交のメインステージとなっている。
館内は撮影禁止だが、外は撮影可能のようだった。
ちなみに、左の写真は正面玄関。
入口はこの右側通路を歩いたところにある。隣の小学校は学習院らしい。
なぜ迎賓館赤坂離宮に行ったのか?
私は過去に旅行会社に勤めていたことがある。
そこではツアー企画・販売・手配そして添乗員や現地係員など色々やっていた。
当時は名古屋出発で関東甲信越・東海北陸エリア担当だった。
このエリアですごく人気のあったコース。それが高級感ある東京の観光地を巡るコースだ。
迎賓館赤坂離宮はそのメインディッシュといったところ。
旅行会社の時、辞めたらプライベートでちゃんと見たい場所がいくつかある。
ここは、そのうちの一つである。
気づいたこと
①本物の芸術・文化に触れると、心が洗われたような気分になれる
私は芸術には疎い。美しいものはやはり息をのむものがある。
静かにしっかり見たい、そう思って、一人でいった。
この時間がとても好きだ。説明書きを読みながら、日本の芸術のプロはどこを気にして
何を意識しているのか、学ぶことができた。
これが本物の考え方なのだな、、と新しいものの見方を得ることができる。
それが洗練されたものであればあるほど、自分に落とし込むのは難しい。
はじめは「ふーん」でいいと思っている。
それが「そういうことか」と思えた時、自分が成長できたと実感できる。
何かを見て、自分に取り込むことは、
自分が成長できたかどうかを確かめる定規のようなものなのかもしれない。
②日本人の技術と発想
昔は大名の江戸中屋敷で、そこから御所になり、戦後は迎賓館になった。
日本で唯一のネオ・バロック様式だそうで、中はまた様々な様式の部屋がある。
ヨーロッパの様式に日本の技術や文化をうまく織り込んでいる
基本は洋風だが、その中に鎧武者がいたり日本刀の意匠が入っていたり、足元は寄木造だったりと
日本の芸術がこれでもかと加えられている。
しかもこれらは西洋の文化とぶつかることがなく、全く自然に組み込まれている。
垣間見える日本芸術が、西洋様式の中の心地よい違和感として、独特の美しさを感じさせる。
素人だが、本当に東西の芸術のプロ同士の考え方の元、この国宝は完成したのだと感じた。
学んだこと
これからも、いろいろな芸術を見て回りたいと思った。
そして、この中で自分が一番気になったものがある。
自分はこういうものが好きなんだな、と自分のことを知ることもできる。
紋ビロードがとても美しかった。
これからどうするか
東京都内の日帰りで行ける芸術・美術・博物館にこれからは通う。
そこで新たな刺激を受けていきたい。
余談‥迎賓館カレーがおいしかった
おすすめする。サラダ付き。コクがあり、歩いた後にはちょうど良かった。
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