電車の隅、会社の傘置き場、自宅の傘立て…
そこにでも存在する傘はビニール傘が多い。
誰かにパクられそしてパクリ…主を変えて旅をするビニール傘は
使い込まれて最後はゴミになってしまう。
ではいい傘を買って手入れしながら長く使うのはどうだろうか?
ここでは私が使っている傘を紹介する。
1.結論 フォックスアンブレラ
1868年、ロンドンで創業した長傘の原型を作ったといわれ、老舗ブランドである。
熟練職人たちがすべてハンドメイドで作り上げるため年間本数は少ない。
だが英国王室や日本の皇室をはじめ、多くの紳士淑女たちに必要とされてきたのである。
2.理由 なぜフォックスアンブレラなのか
①畳んだ姿が美しい
傘を畳んだ時、先のほうで傘が広がり、うまくたためてないように見えることはないだろうか
フォックスアンブレラはまるで杖のようにきれいに畳めて、広がることもない。
これは折り畳み傘(テレスコピック)でも同じで、むしろ先に行くほど適度に広がりを見せて、折り畳みなのに
美しい形になるようになっている。
②開いた時の音が好き
傘を開くと「キンッ」という金属音がする。
この音がすごく好きだ。ほかの傘なら「カチッ」という音だろうか
これだけで気分がよくなってしまう。
雨の日に出かけるのが楽しみになる。
③折り畳み傘でも長傘と同じくらい大きい
テレスコピックは開いた時の直径は約100㎝。
普通の紳士用長傘と同じサイズである。骨も長いため、普段の折り畳み傘と比べると
少し大きめである。だが、鞄に入るサイズなのに長傘と同じ大きさなら、こちらのほうが便利である。
④表面がくたびれづらく、長持ちする
表面はポリエステルでできている。撥水性が高く乾きやすい。
使用後は傘を開いて乾かしてから、畳んでしまおう。
これだけでものすごく長持ちする。
⑤経年変化が楽しめるメープル製のハンドル
折り畳み傘のハンドルはしばしば小さ目が多いが、このテレスコピックのハンドルは長傘と
同じような大きくしっかりとしたハンドルである。
かつ、メープルは天然素材で経年変化を楽しむことができるため、使うと色が濃くなっていく。
持ち主とともに長く過ごし、愛着がでてくることだろう。
いいものを買い、手入れをしながら長く使う。
これが一番いいことだと私は思う。
これを買ってから、私はビニール傘が家の傘立てに溜まらなくなった。
そして雨の時間を大事にするようになり、憂鬱だった雨の日の行き帰りも
楽しめるようになった。モノはただの物ではない。一緒に自分と時を過ごす
大事なパートナーなのだ。
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