晴輪物語 8 埋葬

観光

船内の骨を集めて船の外で並べてみた。

人骨なのだが、人間じゃない生物がるようだ。

けど二足歩行っぽい。いわゆる獣人というやつだろうか。

人に近いのか、獣に近いのかはよくわからない。

そもそも何年前の骨なのかもわからない。

けど初めてこの世界の情報が手に入った。

 

「人間以外の二足歩行生物が存在する」

これは重要である。

極めてファンタジーに近い世界なのかもしれない。

 

さて、このかわいそうな骨たちを埋める。

東の空がよく見える、朝日を浴びられるようなところにしよう。

一旦埋葬できそうなところを探しに、内陸部へ向かう。

 

岩だらけの河岸を通り過ぎ、高い絶壁を横目に見ながら進んでいく

なだらかな登りになる

次第に転がっている岩が小さくなり、草が生えてきた

しばらく歩くと草原が広がる。

 

あまり遠いと骨を持ってくるのがしんどいので、ここら辺に決める。

草原の丘の上である。

戦利品であるシャベルで地面を掘り始める。

 

人二人分程度の穴を掘った。

そこへ骨を入れる。

ちょっとざつでごめんよ。

 

土をかぶせ、墓石を立てる。

近くから花を摘み、供えた。

線香でもあればよかったんだが、、

 

墓石の前に跪いて両手を合わせる。

 

いったい何が起きたのだろうか。

想像もできないが、虐げられていたのは事実であろう。

 

声こそないが、この世界がどんな世界なのかが少しわかった気がする。

あまりのんびりはしていられない。

 

男は立ち上がり、さらに海岸沿いを進む。

自分なりに仮説を立てながら。

 

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