晴輪物語【始記】 10 もり

観光

フードを被ったそれは、人骨だった。

フードがもうボロボロでわかりずらいが、模様が入っているようだ。

それなりの地位だったのだろうか。

船とは関連があるのか…

少し骨を調べる。

 

どうやらこいつは割と上位の者だったようだ。

杖が転がっている。

本人も宝石のようなものを身に着けている。

特に指輪が多い。

 

周辺を捜索してみる。

同じように骨がいくつか転がっていた。

そう、この上位の者以外は、そのあたりに転がっていた。

しかも、腕の骨だけだったり、上半身がなかったり、首だけだったりと

ひどい有様だった。

盗賊にでもやられたのだろうか。

 

いやでもおかしい。

盗賊なら、宝石を奪うはずだ。

この者には宝石がついている。

高価そうな宝石が。

 

他の者も、身に着けているものはとられたようなあとがない。

持ち物を身に着けたままだ。

ではなぜ襲われたのか?

ただの人殺し、愉快犯だろうか。

 

仮に先ほどの船と関係があるとすれば

あの船はおそらく奴隷商人とかの船で、奴隷がいて

上陸したあと、何人かの兵隊と一緒に付近を偵察し、その際になにかに襲われたのだろうか

 

にしても10体はある。

相当強いやつがいたらしい。

 

剣を持っているものもいたが、剣はさびて使い物にならない。

 

まだこの機械の葉から作った包丁のほうが役に立つ。

 

このあたりは治安が悪いようだ。

警戒が必要である。

 

ナイフ、縄を確認し、あらためて森の中に足を踏み入れる。

 

 

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